体脂肪率を正確に測るには? ダイエットにも役立つ測定方法

体脂肪を減らすためには、まず今の自分の体脂肪率を知っておく必要があります。しかし、体組成計で体脂肪率を測ると数値が日によってバラバラで、「正確に測れない!」と感じることも多いのではないでしょうか。できるだけ正確に測るにはどうしたら良いのか、ダイエットに役立つ基礎知識としてチェックしてみましょう。
体脂肪率の数値は時間によって変わる!?
家やジムなどで体脂肪率を測る際には、体組成計を使うのが一般的です。しかし、「測るタイミングによって、表示される体脂肪率の数値が変わる」と感じることも多いですよね。実はその現象には、体内の水分量や体温の変化が関係しています。
そもそも体組成計は、体内の電気抵抗によって体脂肪を測定する生体電気インピーダンス法を用いているのですが、性質上、体内の水分量や体温が変わると体脂肪率の数値も変動してしまいます。そもそも私たちは、食事や入浴によって体内の水分量や体温は変わるもの。測るタイミングによって体脂肪率の数値が変わりやすく「正確に測れない」と思ってしまうのは、このためなのです。
体脂肪率を正確に測るには?
起床直後、食後、入浴後は避ける
起床直後、食後、入浴後は体内の水分量や体温が変化しやすいため、体脂肪率の測定には適していません。起床後、食後、入浴後は2時間ほど空けてから測るようにしましょう。
入浴前、服を脱いだ状態で測る
体脂肪率は裸足で測りますが、服もできるだけ脱いで測ったほうが正確に計測できます。食事をしてから入浴までに2時間空け、入浴前に裸に近い状態で測るのがおすすめです。
毎日同じタイミングで測る
体内の水分量や体温は時間帯によって変動します。そのため、体脂肪率を測るタイミングが毎日異なると、測定値にも想定外の変動が生まれ、変化が分かりにくくなってしまいます。体脂肪の増減をしっかり把握したいなら、毎日同じタイミングで測りましょう。
手のひらや足の裏を綺麗にする
体組成計の電極に触れる手のひらや足の裏が汚れていると、正確な数値が出にくくなります。また、極度に乾燥していることも計測ミスの原因になります。汚れや乾燥が著しい場合は、洗ったり、濡れたタオルで拭いたりしてから測りましょう。
手足を伸ばして動かずに測る
ひじやひざを曲げたり、計測時に動いたりすると、正確に測れなくなってしまいます。手足を伸ばし、体をしっかり安定させた状態で測ることがポイントです。なお、正しい姿勢は体組成計の説明書に記載されている場合もあります。よく読んでから計測しましょう。

体脂肪率を正しく測ってダイエットに活かそう
今回は、体脂肪率をできるだけ正確に測る方法をご紹介しました。ダイエットをする際は、体脂肪率を記録してグラフ化する方も多いのではないでしょうか。努力をしっかり数値化し、さらなるやる気につなげるためにも、体脂肪率の測り方を見直してみてくださいね。
記事監修:オルト株式会社
作成日:2025/05/01