最終更新日:2025/07/15 16:30


 

紫外線で肌が酸化する? 活性酸素が肌に与える影響&対策ケア

 

 

 

紫外線は日焼けやシミ、たるみなどの原因になることは広く知られていますが、このようなトラブルには活性酸素による「酸化」が関係しているってご存じでしたか? 肌が酸化するとどのような影響があるのか、対策方法と一緒に探ってみましょう。

 

 

肌が酸化するってどういうこと? 紫外線との関係は?

 

そもそも酸化とは、物質と酸素がくっついて性質が変化すること。りんごを切っておくと断面が変色するのも、酸化が関係しています。

 

私たちの体は代謝をくり返すだけで活性酸素という物質が発生し、細胞が酸化するのですが、何らかの強い酸化ストレスを受けると活性酸素が過剰に発生し、通常よりもダメージが現れやすくなるといわれています。そんな酸化ストレスの一因となるのが、最初にもお伝えした紫外線です。

 

紫外線を浴びるとシミができやすくなることは有名ですが、これもチロシンというアミノ酸が酸化してメラニンになるためです。また、皮脂が酸化すると過酸化脂質(かさんかししつ)という物質に変化し、肌のバリア機能を低下させたり、炎症やニキビ、かゆみなどの原因になったりします。このように酸化は、肌にさまざまなダメージを与える原因になるのです。

 

 

 肌の酸化を防ぐ紫外線対策&ケア方法

 

日焼け止めやUVカットグッズで肌を守る

 

肌の酸化を防ぐためには、紫外線対策が欠かせません。日焼け止めを塗る、UVカット効果のある帽子や日傘を使うなど、基本的な紫外線対策を続けましょう。肌にダメージを与える紫外線は曇りや雨の日でも降り注いでいるので、季節や天気に問わず、常におこなうことが大切です。

 

睡眠不足、ストレス、喫煙を避ける

 

睡眠不足やストレス、喫煙なども酸化の原因になります。日頃から十分な睡眠やメンタルケア、禁煙などを心がけましょう。バランスのとれた食事や適度な運動も健やかな心身を保つことにつながるため、酸化対策に効果的です。

 

抗酸化物質で体の内側からケア

 

ビタミンA・C・Eや、パプリカに多く含まれるパプリカキサントフィル、トマトに多く含まれるリコピンなどには抗酸化作用があり、細胞の酸化を防ぐ効果が期待できます。食事にこまめに取り入れ、体の内側から酸化対策をしましょう。これらが配合されたサプリメントを利用するのもおすすめです。

 

髪を下ろす

 

髪が長い場合はアップにせず下ろしておくだけで、うなじの日焼け対策になります。ただし、髪も日焼けしますし、隙間から紫外線が侵入する恐れもあるので、UVカットアイテムがないときの最終手段と考えましょう。
 

洗顔や保湿で健やかな肌を保つ

 

皮脂の酸化による影響を受けないためには、皮膚を洗って清潔に保つことも大切です。皮脂をやさしく洗い流し、洗顔後は乾燥しないように保湿アイテムで肌にうるおいを与えましょう。日中、余分な皮脂が浮いてきたら、ティッシュでやさしくオフするとトラブル防止につながります。

 

 

 

 

肌の酸化を防いで、いつまでも若々しく

 

今回は、肌の酸化が引き起こす影響や、対策方法をご紹介しました。紫外線などが引き起こす酸化は、肌のさまざまなトラブルに関係しています。美しく若々しい肌を保つために、こまめな酸化対策を心がけていきたいですね。

 

 


 

記事監修:オルト株式会社

作成日:2025/05/01